World Walker
「つまらんな」
来栖はその場に立ったままだった。
彼自身は一歩も動いていない。
その場で『闇や影に手足を突っ込み』攻撃しているだけ。
例えりせがこの館の外に出ようと、彼は一歩も動かずにりせを攻撃できる。
世界の裏側まで行こうと、りせ自身の影があるだけで来栖は手が届くのだ。
反則としか言いようがなかった。
「俺の妹ならば、もう少し愉しませてくれないか。折角退屈を払拭できる相手と巡り合えたというのに」
来栖はその場に立ったままだった。
彼自身は一歩も動いていない。
その場で『闇や影に手足を突っ込み』攻撃しているだけ。
例えりせがこの館の外に出ようと、彼は一歩も動かずにりせを攻撃できる。
世界の裏側まで行こうと、りせ自身の影があるだけで来栖は手が届くのだ。
反則としか言いようがなかった。
「俺の妹ならば、もう少し愉しませてくれないか。折角退屈を払拭できる相手と巡り合えたというのに」