World Walker
そこにいる誰もが愕然とする中。

「ぬぁあぁあぁあぁあっ!」

遂に来栖の腕の中で、『終末の光』は粒子となって消滅した。

飛び散る光。

その光の一粒一粒でさえ、クレオやライガン、リルチェッタが触れれば大きな傷を負うであろう威力を秘めている。

だが、もうこの世界に影響を与えるほどの破壊力は持っていないだろう。

世界の滅亡を導く光を放ったりせの攻撃を、来栖が止めた。

期せずして、来栖はこの世界を救う形となっていた。

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