World Walker
「…………」
それを言われると返答に困る。
「そ、それは…」だの、「別に庇ってる訳じゃなくて目の前で殺られるのを見過ごせないじゃない」だの、ブツブツと口籠もるりせに。
「天地 りせ、貴女は…」
クレオが推論を口にする。
「『兄』として来栖 恭太郎を庇っているのですか?あれ程妹ではないと断言していたにもかかわらず」
「な゛っ!」
りせの顔が真っ赤に染まる。
「ちょっ、やっ…そ、そんな訳っ!幾らマー君が創造したのが先だからって、来栖が私のお兄…ばっ、何言ってんのっ?大体名字も違うし来栖は来栖だし私は天地だし既にこの時点で他人だしっ、こんな性格の悪いのが兄だなんてっ…」
あーだこーだとまくし立てるりせだが。
それを言われると返答に困る。
「そ、それは…」だの、「別に庇ってる訳じゃなくて目の前で殺られるのを見過ごせないじゃない」だの、ブツブツと口籠もるりせに。
「天地 りせ、貴女は…」
クレオが推論を口にする。
「『兄』として来栖 恭太郎を庇っているのですか?あれ程妹ではないと断言していたにもかかわらず」
「な゛っ!」
りせの顔が真っ赤に染まる。
「ちょっ、やっ…そ、そんな訳っ!幾らマー君が創造したのが先だからって、来栖が私のお兄…ばっ、何言ってんのっ?大体名字も違うし来栖は来栖だし私は天地だし既にこの時点で他人だしっ、こんな性格の悪いのが兄だなんてっ…」
あーだこーだとまくし立てるりせだが。