World Walker
「そしてこのカタナを返却する時が来たという事だ」
乙女はカタナの柄をそっと撫でる。
「近頃、帝国の騎士どもが我が東方同盟の領土内に出没しては狼藉を働くようになった。故に紅には時折領土内を回ってもらっているのだがな…時には手が届かず、りせのように危うい目に遭わせてしまう事にもなる」
すまぬと、女神国の女王の立場ながら頭を下げる乙女。
「謝ってもらう必要ないわよ、私は別に危なくなかったし」
フフンと得意気に笑うりせ。
乙女は微笑む。
「強いのだな…腕に覚えがあるのか?」
「まぁね…あのくらいのむさ苦しい男達なら、一人でコテンパンにできるわよ?」
乙女はカタナの柄をそっと撫でる。
「近頃、帝国の騎士どもが我が東方同盟の領土内に出没しては狼藉を働くようになった。故に紅には時折領土内を回ってもらっているのだがな…時には手が届かず、りせのように危うい目に遭わせてしまう事にもなる」
すまぬと、女神国の女王の立場ながら頭を下げる乙女。
「謝ってもらう必要ないわよ、私は別に危なくなかったし」
フフンと得意気に笑うりせ。
乙女は微笑む。
「強いのだな…腕に覚えがあるのか?」
「まぁね…あのくらいのむさ苦しい男達なら、一人でコテンパンにできるわよ?」