World Walker
「それは勇ましい事だ」
紅が言う。
「いっその事この娘に帝国を追い払ってもらってはどうだ?乙女。皇帝の奴の相手は難儀だからな…」
「紅」
乙女が窘めるように言う。
「りせは客人だぞ…この国とは無関係の人間だ。それを戦働きに駆り出すなどと…」
「そうか」
紅はりせの顔を一瞥し、フンと鼻で笑う。
「誰だって死ぬのは怖いものだ…まぁ無理強いはせんさ。この王宮で庇護を受けながら、高見の見物としゃれ込んでいればいい…『俺が守ってやる』」
紅が言う。
「いっその事この娘に帝国を追い払ってもらってはどうだ?乙女。皇帝の奴の相手は難儀だからな…」
「紅」
乙女が窘めるように言う。
「りせは客人だぞ…この国とは無関係の人間だ。それを戦働きに駆り出すなどと…」
「そうか」
紅はりせの顔を一瞥し、フンと鼻で笑う。
「誰だって死ぬのは怖いものだ…まぁ無理強いはせんさ。この王宮で庇護を受けながら、高見の見物としゃれ込んでいればいい…『俺が守ってやる』」