ー桜蝶の総長様ー
──────バキっ
どこからか殴る音が聞こえた。
いけない、そんなことよりも早く情報探さないとね。
私は音のしたほうに近づいていった。
──────ボコッ
?「ぐはっ……」
そこには数人の男が一人を囲んでいた。
卑怯な奴等だ。
助けてやらないと。
そいつらに近づこうとしたとき、
?「おいおいもう終わりか?」
?「案外弱いのな、己龍の幹部って」
乃「き、りゅう?」
今こいつら己龍の幹部って言ったか?
……………陽我!?
よく見るとやられていたのは陽我だった。