ー桜蝶の総長様ー
-乃愛said-
陽我、大丈夫かな…………。
いつもはムカつく野郎だけど、私にとっては大切な仲間。
だから、私も律斗と同じように陽我を襲った奴を許せない。
陽「……………うっ……」
ふと陽我の声が聞こえた。
乃「陽我!?」
陽「の………あ」
するとうっすらと陽我が片目を開けた。
よかった……。
律「陽我、目が覚めたのか」
陽「律斗、すまん………」
律「何がだ? それより大丈夫か?」
陽「……平気や……」
陽我は喋るたんびに口が痛くて顔を歪める。
それはそうだよね。
だって顔中血まるけだったし。
律「無理して喋んな。 傷、痛いだろ?」
陽「そや……けど……大事な話、……あるんや
」
蓮「大事な話ですか?」
乃「どんなこと?」