【実話】ありえない男への復讐
うちのアホ話を言うとありえません。


翔太を初めて紹介したときの話です。

スナックの休業日に家に行き、みんなで話しとったときテレビでクイズがありよった。


初代総理大臣という話になってテレビの人が間違った。


「バカやなー。俺やってわかるで。」


洋介くんが言うた。


「信長やろ。」


「そうやったっけ?」


わたしが言うと次は裕太が


「違うで!!秀吉って。」


それも違うような…??

すると叔母が


「あんたたち勉強してへんやろ!!」

と怒る。

そして母親が


「里美、わかる?」


わたしは戸惑いながら…


「苗字はわかるけど名前がなぁ~。徳川…なんとかや!!えらいぎょうさんおるし忘れた。」


「ほんまアホばっか…。なんでそんな新しい人ばっか言うん!卑弥呼や!!卑弥呼!!」


叔母が言う。

そして母親も頷く。


翔太はもう我慢ができず吹き出していた。

そしてテレビから


「伊藤博文」

という答えが出た。

全員一緒に言った言葉は


「知らんわ~。」


翔太はそのとき誓ったらしい。

結婚したら子どもは絶対わたしにまかせっきりにはしないと。
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