【実話】ありえない男への復讐
その頃、拓也は洋介くんから

「最近ええ人できたん？？」

と聞かれすっごい気持ち悪い笑顔をしながら


「俺、まじモテすぎて…。」

と意味わからん返答をしとったらしい。


「ええやん。どんな子なん？」


と聞くと思いっきり博美の説明を始めて


「会いたいって毎回言われるんすよ。ヤりたいだけだったのにほんまあれじゃ可哀想になってきちゃって～。」

とかまるっきり上目線やったらしい。

よー洋介くんが笑いこらえきったなって不思議に思う。


「へぇー。」


こらえて出た言葉はこれが精一杯だったらしい。


「洋介くん、今度あと１回だけ！！服借りちゃあかんですか？？」

この問いに洋介くんは真顔に戻り即答で


「絶対あかん！！」

と言った。

彼にはトラウマがあるから。



前、拓也はいつも洋介くんの服をデートのときに借りようとしよった。

それをいつも阻止する洋介くん。

でも何度かは勝手に借りとったらしい。


でも事件は起こった。

拓也が洋介くんの大切なジーンズをまたコッソリ勝手に借りてデートに行ったとき車の中で雰囲気になりあの軽の車でヤることになったらしい。

そのとき女の子がすごくその…臭いものを下から出す子でその上よく出る子だったらしくもちろんジーンズに付着。


帰ってきた拓也からも匂い、そしてコッソリ返したジーンズからも…。

もちろんすぐにバレ、洋介くんの怒りに触れたのは言うまでもなく、ケチな拓也が４万出して弁償したらしい。


女からしたらそんな匂いわからんけどそれはすごいらしい。

自分が違ってよかったなって思ったのは言うまでもない。

あれはほんまひどいらしいから。
< 39 / 51 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop