【実話】ありえない男への復讐
そんなこんなで志穂とわたしは結婚式忘れとったって言うて無理矢理2週間後の土曜日に休みを取ることに成功した。

ダメやって言う職場やったら最悪やったけど普段頑張っとるうちらは嫌な顔はされたものの、全然大丈夫やった。


そんなこんなで拓也にメール。


まずはいつものように拓也から来た。


拓《お疲れ様。》


ほんまいつもいつも一言。

こっから話続けようとか思ったりせんのやろか。

わたしが返事したら返ってこんしな。

洋介くんに聞いた話によるとほかの子とメールしてるんやないやろうかって話。

携帯はよういじっとるらしいから。

こりゃ懲らしめなあかんって言うとった。


博《お疲れ。なぁ、再来週の土曜に休みもらったんやけど遊び行けへん?》



とりあえず上から目線。

つーかせっかくもらった休みを拓也と過ごすってことに持っていくアホな女をなんでわたしは演じとるんやろう。

嫌になってくる。


拓《用事あってもあけるわ。ええの!?やっと博美に会えるなぁ。はよ会いたい。》


わたしも早く会いたいです。

乱入者として。

そう思いながら返信。


博《ええから言うとるんやろ。どこ行くか決まったら教えてな。》


あくまでも上から目線。

ここだけは変わらない。

志穂も上から目線やしな。


拓《ドライブにしようや。どこだって連れてったるし。》


あの軽でですか??

そんなかっこいい言葉はいい車に乗ってから言うてください。


博《じゃあ楽しみしとく。》

ちょっと可愛らしく送っておきました。
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