【実話】ありえない男への復讐
それからは毎日毎日ひつこくメールを送ってくる拓也。


きっと博美はもうあかんってあきらめモードやったんがまた火がついたんやろう。


拓《ひ~ろ~みっ!!何しとん??》


って絵文字だらけで入ってくる。

ここでお見せできんのが残念なくらい。


博《なんやねん、ウザいな。用もないのにメールせんとって。》


この日、わたしはイライラしてました。

仕事でちょっと色々あって。

そういうときは自動的に拓也にあたるのが普通。


拓《冷たいなぁ。でもそういうとこも好きやで♪》

ホントにブチきれそうになります。

博美に言うてるんやけど自分に言われてる気になってくるんです。

ほんまに気持ち悪い。

はよやめたいって思ってた。


博《はいはい。》


こう返事をしようとして一度消した。

思わせぶりな返事せなあかんかったって。

嫌やけど…すごく嫌やけど打ち直した。


博《ありがと。》


はいはい。よりはましやろ。

これがわたしの精一杯。
< 45 / 51 >

この作品をシェア

pagetop