【実話】ありえない男への復讐

拓《嬉しい？てかひろみってツンデレだよな。》


ツンデレ！？

どこがですか！！！

あんたと会う志穂が演じる博美ちゃんは全くもってツンデレじゃないですよ？？

あれはただの鬼や。

悪魔や。

でもメール、思わせぶりなこと入れるならそうなってまうわな。

どうしよう…。


博《そう？勘違いやない？？たくやはいつも通りドＭやな。》


少し否定をしてたくやの話に持っていった。

これでええやろ。

自分大好きな拓也は乗っかってくるはず。



拓《ＭやからＳな博美が大好きや。》


ほらね。

Ｓな博美、これは間違いない。

やっぱり拓也はバカや。

計画通りに進む。


博《わかったって。なぁ、拓也最近サイトしとるやろ。》


これはすごく聞きたかったこと。

だってメールしてもすぐ終わっとったし。

ほかにメールする女の子がおるとしか考えられへん。


拓《ひろみ、したん？？》


なんやねん、この返し。

拓也の頭の中では博美がサイトしたからそれを知っとるってなっとるんやろう。


博《してへんよ。でも拓也最近メールせんしな。約束破ったんやろな～って思っとったんよ。》


こんな入れ方したらメールしてほしいってとられるかもしれん。

そう、これがわたしの首を絞めることになる。