透明少女 ~フタリキリ~
いざレンタルショップに行ってみたら、どこも貸出し中だった。

何件目かで、ちょうどあたしの目の前で返却されたての一本を、いかにもバカっぽいカップルが借りていった。

あたしは二人にくっついて、勝手に車に乗り込んで、勝手に家に上がり込んだ。
< 124 / 223 >

この作品をシェア

pagetop