透明少女 ~フタリキリ~
夕食の後で、パパに電話をかけた。

こっちは寂しさと気まずさと心細さでいっぱいだったっていうのに、パパの無神経に根掘り葉掘り訊いてくる態度は結局あたしをカッとさせて、あたしは昨夜と同じように受話器をたたきつけた。
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