先生の秘薬
その後、
伊波先生と別れ
荷物検査などを経て
飛行機へと乗り込んだ。
私たちの座席は
3つ並んだ席で
用意されていた。
そして各自渡された
封筒の中身をチェックする。
「行きのチケット以外には
帰りのチケットと
向こうでの
レンタカーの予約書
それに現金5万円・・・。」
久遠ちゃんが中身を
見ながら私たちに伝える。
「私のは地図だ!
なんかマーカーで
チェックされてるなぁ・・
なんだっけこの地図記号・・。」
「ん?あぁ、それは
図書館ですね。
そっちの青いのは学校。」
横から地図を
覗き込みながら
久遠先生が言った。
「図書館かぁ・・・。
で、悠月のは??」
私も封筒をあけて
中から出てきた
1枚の紙を取り出した。
「ほづみ・・
そうこく?学園。」
「穂積蒼刻学園・・・。」
私の読み上げた後に
久遠先生が繰り返す。
「知ってるの??
久遠ちゃん。」
栞が久遠先生に聞いた。
「うちの高校の
姉妹校だよ・・・。」
何か考えこむように
久遠先生が言った。
「姉妹・・・校・・・。」
栞も何がなんだか
わからないと言ったように
黙り込む。
そして私は学校名の
次にかかれている1行を
もう一度、学校名と
共に読み上げる。
「穂積蒼刻学園。
壬生 貴臣。」
伊波先生と別れ
荷物検査などを経て
飛行機へと乗り込んだ。
私たちの座席は
3つ並んだ席で
用意されていた。
そして各自渡された
封筒の中身をチェックする。
「行きのチケット以外には
帰りのチケットと
向こうでの
レンタカーの予約書
それに現金5万円・・・。」
久遠ちゃんが中身を
見ながら私たちに伝える。
「私のは地図だ!
なんかマーカーで
チェックされてるなぁ・・
なんだっけこの地図記号・・。」
「ん?あぁ、それは
図書館ですね。
そっちの青いのは学校。」
横から地図を
覗き込みながら
久遠先生が言った。
「図書館かぁ・・・。
で、悠月のは??」
私も封筒をあけて
中から出てきた
1枚の紙を取り出した。
「ほづみ・・
そうこく?学園。」
「穂積蒼刻学園・・・。」
私の読み上げた後に
久遠先生が繰り返す。
「知ってるの??
久遠ちゃん。」
栞が久遠先生に聞いた。
「うちの高校の
姉妹校だよ・・・。」
何か考えこむように
久遠先生が言った。
「姉妹・・・校・・・。」
栞も何がなんだか
わからないと言ったように
黙り込む。
そして私は学校名の
次にかかれている1行を
もう一度、学校名と
共に読み上げる。
「穂積蒼刻学園。
壬生 貴臣。」