先生の秘薬
「みぶたかおみ
 って誰よ・・・。」


栞がまったく

意味が分からないことに

少しイラつくように

ボソっと言った。



「とりあえずは
 穂積蒼刻に行って
 その壬生さんって
 人を探さないと
 いけないようですね。」



「久遠ちゃん
 学園の場所知ってるの??」


「んー・・・
 車のナビでなんとか
 なるでしょう・・・。」


苦笑いを浮かべながら

久遠先生が答える。


「その青いとこの
 学校がそうじゃないの?」



私がそう2人に言った。



「あ!きっとそうだよ!
 さっき学校って言ったのも
 久遠ちゃんじゃん!(笑)
 ボケボケだなぁ~
 久遠ちゃん(笑)」


「え・・//
 あはは・・//」


久遠先生が

顔を赤くして

テレ笑いをした。



こんなことで

本当に調べれるのかな・・・。


私は少し不安になりながら


紙に書かれている

名前をただ見つめていた。

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