先生の秘薬
「大丈夫??」


少ししてあがってきた

栞が心配そうに

覗き込んできた。



「うん、平気。
 ごめんね、
 心配かけて。」


「どんな感じなの??
 お腹痛いの??」


「なんだか胃が
 ムカムカしちゃって・・・」


「あーちょっと
 いろいろあったからねぇ~
 考えすぎちゃったのかな・・」



「波があるし
 大丈夫だよ。
 ひどくなるようなら
 胃薬買って飲むし。」


「そうだね♪
 とりあえず
 湯冷めしないように
 服着替えなきゃね♪」


「そうだね。」



私たちは

着替えをすませ

ロビーに出た。



久遠先生は

もう先にあがっていて

テレビを見ながら

待っていた。

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