先生の秘薬
「どうしたの響!」


「今日は早く終わったから
 迎えにきたんだ。
 悠月の学校も見て
 みたかったしね。
 彼女は友達?」



「・・・別に。」



「そう・・・
 じゃあ、行こうか。」



「うん。」



私は響に手を取られ

ゆっくりと歩きだした。



そして駅に着いて

響にそっと耳打ちされる。



「今日は・・・
 親が留守だから
 僕の家に行こう。」



「・・・・うん。」



私は精一杯の笑顔を

響にむけた。





そして繰り返される――


快楽という名の――




地獄の時間―――。







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