先生の秘薬
結局

私は響の家に泊まった。


そして早朝。


私は先に響の家を出た。


いつもより早い電車に乗って

学校に向かった。


いつもより早い電車は

思った以上に人が少なくて

ガランとしていた。


そして、いくつか駅が

過ぎたころ

横に男性が座った。


こんなにすいてるのに

私に密着して座る男性。



怖い―――。



私は恐怖で動けなくなった。



助けて――。


「かわいいね。
 高校生?」
 

そう言って

私の太ももを

触ってきた。


「――・・クッ!」


あまりの恐怖に

声も出ない。


私は目をつぶって

必死にカバンに

しがみついていた。


お願い!!

誰か気づいて――



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