先生の秘薬
痴漢なんて

怖くないって思ってた。


痴漢にあったら

大声出して

捕まえてやる!ぐらいに

思ってた・・・。


けど、実際に

痴漢にあってみると

想像以上に怖くて・・・

何もできなかった自分が

なさけなかった。


だから余計に

逢坂先生の優しさが

心にしみこんできた・・・。

それと同時に見た

あの悲しい表情・・・。

カゲのある人に

惹かれる・・・か。

たしかにそうだね。



私はもっと


逢坂先生を知りたい。


そう思うよ。


この気持ちが

なんなのか

まだよく

わからないけれど・・・。





ただ

もっと・・・




知りたい――。

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