先生の秘薬
先生も

死にたくなるような事を

背負ってるんだね。


私は最近

死にたいって

思い始めていた。


今のままが

一生続くのは

あまり生きている

意味がない。

自分で決められない

人生に嫌気が

さしてきて・・・。



「じゃあ・・・
 一緒に死んでよね。
 約束・・・だからね。」



「あぁ。約束だ。」



「いつ完成するの?」



「まぁ俺も天才
 じゃないからな。
 必要な薬剤もあるし・・・
 けどまぁ・・・
 卒業するまでには
 なんとかなる。」



「・・・うん。」



「残り少ない時間
 後悔のないように
 生きてろよ。」




そう言って先生は

また微笑んだ。

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