先生の秘薬
「悠月
 大丈夫だったぁ~?!」

2限が終わって

少ししたころ

私は教室に戻った。


「保健室まできて
 くれたんだってね。
 ありがとう栞。」


「うぅん。
 大丈夫そうで
 よかった♪
 今日は悠月に
 いっぱい聞きたいこと
 あるんだからぁ~♪」



「え?なに ??」


「決まってるじゃん!!
 あの聖学園の
 イケメンのことよ!」


あ・・・

見られたんだった・・・。


はぁ・・・。


「・・・・。」


「今日は
 逃がさないよぉ~?♪」



いつも以上に

テンションの高い栞に

苦笑いしながら

お昼休みを迎えた。
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