先生の秘薬
私は部屋に帰って

ベットに横になった。


自分から


信じる・・・・か。


信じて裏切られたら

傷つくじゃん・・・。



私は1人でいい・・・。



気がつけば携帯に

メールが入っていた。


栞からだった。

私を心配する

メールだった。



私はお礼の

メールだけした。


栞は

平気なんだろうか・・・。


自分は友達と

思われていないかも

知れない相手とかかわって・・・。




平気なはずないよね・・・。



私はどうしたいんだろう――。


自分でもよくわからない―――。



携帯の着信音が鳴った。


ディスプレイを見れば

響の名前。



「もしもし。」


「あ、悠月?
 明日土曜だから
 休みだよね?
 会う・・よね?」


「うん。」


「じゃあいつもの
 場所に2時ぐらいで。
 じゃまた明日。」


はぁ・・・・。


大きくため息をついて

携帯をベットの上に

投げ出した。



どうでもいい――。



早く薬を作って

逢坂先生―――。


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