先生の秘薬
「うん。
 前の学校で何か
 あったみたいなんだ。
 私が見る限りでは
 逢坂先生はそれを
 今でも引きずっている
 ように思うんだ。
 助けたいとか
 そういうの
 じゃないんだけど・・。」



「ただの好奇心としては
 興味ある話だけど・・・。
 まぁたまに無理している
 明るさだなぁーって思う時は
 あるんだよね逢坂って。
 けど、助けたいとかじゃないなら
 どうして調べたいの??
 好奇心みたいな感じ??」



「・・・自分でも
 よくわからないんだよね。」



「そっかぁ~。
 けど、悠月が私を
 頼ってくれたのはうれしいし
 探偵ごっこって感じで
 楽しそうだから
 悠月が調べたいなら
 協力はするよ♪」



「ほんと?!」



「うんうん♪」



運ばれてきた

ケーキをおいしそうに

食べながら

栞は協力を約束してくれた。

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