先生の秘薬
「あとね・・・」


「え?!
 まだ何かあるの??」


「うん・・・。
 久遠先生も
 一緒に連れて行くようにって。
 久遠先生の夏休みの
 予定を5日間抑えないと
 いけないんだよ。」



「うーん・・・。
 5万より難題だね。」


「うん。
 しかも私が
 交渉するようにって・・・。」


「えー!
 さらに難題だねぇ・・・。」


「うん・・・。」


「どう言ったら
 納得してくれるかなぁ~。
 久遠ちゃんって
 マジメそうだし・・。
 それより彼女とか
 いたら夏休み空いて
 ないんじゃない?!」


「あ・・・。」


「はぁ・・・。
 思ったより道のりは
 あるなぁ~。
 お金は夏休み
 入ってからバイトするとして、
 久遠ちゃんとの約束が
 先だね。
 夏休みだと久遠ちゃんにも
 会いにくいし!」


「なんか・・・ごめんね。
 私の気まぐれで・・・。」


「いいよいいよ♪
 なんか楽しく
 なってきたし♪」


「え??」


「私たちにどこまで
 できるかやってみよ♪
 過去を知ったら
 もしかしたら
 逢坂っちの力に
 なってあげれることが
 少しはあるかも
 しれないしね。」



「うん・・・。」


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