この思いはいつまでも
三浦亮
あたし達は色々語りながら教室に向かって行った・・・



そのとき後ろで女の子の声が聞こえてきた・・・


「ねぇ何で??何であたしじゃダメなの・・・」

「あたし亮君に振り向いてもらいたくていっぱい努力したんだよ!!」

「ねぇ何でよ・・・答えてよ・・りょ・・う・・くん・・」

その女の子はあたしでもびっくりするぐらい可愛いくて美人で嫉妬してしまいそうな女の子だった・・・
こんな子を振る相手がどんな男なのか少し興味を持って覗いてみると・・・

「はあ・・・まじキモイんだけど・・」

「俺あんたみたいな人タイプじゃないんだわ♪しかも入学式初日に告ってこないでくれる??困るんだけど★」

いかにも、チャラけていそうな男だった・・・
普通そこでそんなことゆう??と思いつつその光景をボケーと眺めていた・・

そのとき・・

その男が急にこっちに振り向いてきた・・

やばい!!と思った時にはもう遅かった・・

美奈は間一髪で物陰に隠れていた・・・

すると・・・


「何見てんだよ!!このブス!!」

あたしはただ唖然としていた・・・

「なッ・・ブス??誰がブスよ!!」

「あ~まぁさっきの奴よりは可愛いかも♪」

あたしはただ呆れていた・・・
普通初対面の人にブスとか・・・

「まじむかつく!!あんたなんて名前??」

すると・・・
チャラリラリ~♪

「おっ悪りいな!!電話だわ!!じゃぁな~えーと・・??」

「菜穂よ山田菜穂!!」

「おう♪アホな★俺は亮♪」

「ちょッ・・待ってよ!!」

そう言ったときには彼の姿はなかった・・・
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