キミに会いたい
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賑やかな町で、砂利道の上を歩く着物姿の人々。
皆、私をジロジロと見ていた。
あれ?ヤバくない?何か目立ってるような‥
苦笑いしてしまいそうな程、注目を集めていた。
コソコソと話し声が聞こえてくる。
《あれは、異人なのか?》
《見たことがない服を着ているな‥》
異人?私、外国人じゃないのに。やっぱり髪が、焦げ茶色だから‥そう見えたのかな。
役割を果たすには、住処を見つけなきゃね。
町から離れたところまで歩いてみよう。
注目を浴びるのが苦手な彼女は、ひとまず自分のやるべきことをする事に決めたのだった。
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