キミに会いたい
あれから、二人で数分歩いていくと八百屋という看板が見えてきた。
「着いたな。ここだ、幼なじみの店ってのは。」
「八百屋って、こんなに大きかった?」
「江戸一番の八百屋だからな。」
店の中に入ると一人の男性が現れた。
「やぁ、渉じゃないか!
ん?こちらの可愛いお嬢さんは、誰だい?」
私を見てくる、この人は
肩までの黒い短髪で、ちょうどいい位の色黒の肌。
渉より少し背が低いけど、顔が整っていた男性だった。