キミに会いたい
第一章
あの夢を見てから、数日後の今日。
桜の木がある学校の裏側に来てみた。
土を踏みしめると、
途端に風が舞い上がる。
ザァ――――‐‥
桜の花びらが散った。
ひらひら
ひらひら
一枚の花びらが目の前に落ちてきた。
右手で掬うように取ると
突然光り出した。
「な、なに‥っ!!」
パアァ―――――!!
足元がぐらつき、光の眩しさに意識が遠のいていったのだった。