あの時も、これからも
「って全部お惣菜じゃん」
料理しなよ…とため息交じりにつぶやく妹に
「そこら辺のスーパーの惣菜と思わないでよね。ちゃんとデパ地下なんだから」
と自信満々に紗雪が瞳を向ける
「でもさー…」
「いいのよ。いつもいつもバーで酒ばっか造ってんだもん。たまにはでき合いを食べたいわ」
「…お酒を造ってるだけでしょ。料理じゃないじゃない」
「つべこべうるさいわねー。いいからさっさと食べるわよー」
そういってしるふにコップを渡してくる
しるふがカーペットの上に腰を下ろすと、車を止め終えた速人が部屋に入ってくる
「ごくろーさん。間違ってもしるふに触れてないでしょうね」
速人にコップを渡しつつ、紗雪がじとーっとにらむ
「まさか。紗雪を敵に回すことは痛くもかゆくもないけど、海斗ににらまれるのとしるふに嫌われるのは頂けない」
そういってさっさとしるふの向かいに腰を下ろす速人に
「あんたコップだけ持ってかないでよ!!酒を運べ―、酒を」
と冷蔵庫からそれなりのお酒を取り出した紗雪がどん、とテーブルにビンを置く
速人はそんな紗雪には目もくれず、
「しるふ、コップ貸して」
と酒を片手にしるふのコップに注ぐ
「あ、ありがとう」
料理しなよ…とため息交じりにつぶやく妹に
「そこら辺のスーパーの惣菜と思わないでよね。ちゃんとデパ地下なんだから」
と自信満々に紗雪が瞳を向ける
「でもさー…」
「いいのよ。いつもいつもバーで酒ばっか造ってんだもん。たまにはでき合いを食べたいわ」
「…お酒を造ってるだけでしょ。料理じゃないじゃない」
「つべこべうるさいわねー。いいからさっさと食べるわよー」
そういってしるふにコップを渡してくる
しるふがカーペットの上に腰を下ろすと、車を止め終えた速人が部屋に入ってくる
「ごくろーさん。間違ってもしるふに触れてないでしょうね」
速人にコップを渡しつつ、紗雪がじとーっとにらむ
「まさか。紗雪を敵に回すことは痛くもかゆくもないけど、海斗ににらまれるのとしるふに嫌われるのは頂けない」
そういってさっさとしるふの向かいに腰を下ろす速人に
「あんたコップだけ持ってかないでよ!!酒を運べ―、酒を」
と冷蔵庫からそれなりのお酒を取り出した紗雪がどん、とテーブルにビンを置く
速人はそんな紗雪には目もくれず、
「しるふ、コップ貸して」
と酒を片手にしるふのコップに注ぐ
「あ、ありがとう」