あの時も、これからも
怒った声に呼ばれて藤宮と二人、ふと声のした方を見る
と、ずかずかと大股で近寄ってくる園田がいた
「園ちゃん?」
ずいっとしるふと藤宮の間に割って入る園田は、明らかに目が座っている
「失礼ですが、うちのマドンナに何の用でしょうか」
身長の低い園田は、くいっと顎を上げて藤宮を見上げる
「園ちゃん、この人は私の大学のゼミの先輩。怪しい人じゃないよ」
慌ててしるふが園田をなだめるが、園田には逆効果だったらしく細められた瞳をゆーくりとしるふに向けてきた
「立花先生は黙っててください。ゼミの先輩だろうが、なんだろうが立花先生に男を近づかせるわけにはいかないんです」
「園ちゃん、失礼だよ」
「だったら!も少し立場を理解してくださいよ!!」
「立ち場って、黒崎病院ER医局員って言う?」
くわっとかみついてきた園田の勢いに少し気圧される
「んなわけないでしょう!!……もう、この一年で黒崎先生がどんなに偉いかよーくわかりました」
よくもまあ、しるふによってくる男どもを蹴散らしてるもんだ
これは認識を改めねばなるまい
くるっと、唖然とする藤宮に向き直り、
「黒崎先生、立花先生守り隊隊長として言わせていただきます。ついでに黒崎先生からの勅命を受けている者として、我が姫君に手を出すのなら黒崎病院を敵に回す覚悟で来てください」
黒崎先生怒らせると怖いですよ
と、ずかずかと大股で近寄ってくる園田がいた
「園ちゃん?」
ずいっとしるふと藤宮の間に割って入る園田は、明らかに目が座っている
「失礼ですが、うちのマドンナに何の用でしょうか」
身長の低い園田は、くいっと顎を上げて藤宮を見上げる
「園ちゃん、この人は私の大学のゼミの先輩。怪しい人じゃないよ」
慌ててしるふが園田をなだめるが、園田には逆効果だったらしく細められた瞳をゆーくりとしるふに向けてきた
「立花先生は黙っててください。ゼミの先輩だろうが、なんだろうが立花先生に男を近づかせるわけにはいかないんです」
「園ちゃん、失礼だよ」
「だったら!も少し立場を理解してくださいよ!!」
「立ち場って、黒崎病院ER医局員って言う?」
くわっとかみついてきた園田の勢いに少し気圧される
「んなわけないでしょう!!……もう、この一年で黒崎先生がどんなに偉いかよーくわかりました」
よくもまあ、しるふによってくる男どもを蹴散らしてるもんだ
これは認識を改めねばなるまい
くるっと、唖然とする藤宮に向き直り、
「黒崎先生、立花先生守り隊隊長として言わせていただきます。ついでに黒崎先生からの勅命を受けている者として、我が姫君に手を出すのなら黒崎病院を敵に回す覚悟で来てください」
黒崎先生怒らせると怖いですよ