あの時も、これからも
「私さ、思ったんだ。海斗がいないこの一年、いい機会だからぱーと羽目を外してみようかなって」
そこでさ新しい恋でも見つけたらそれもありじゃない?
「「ありじゃない」」
にこにこと笑うしるふに二人で首を横に激しく振る
「第一黒崎先生がそんなこと許すはずないじゃないですか!!」
守り隊なるものを結成している園田が必死の形相でしるふに詰め寄る
「ああ、それね。海斗に言ってみたの、合コンに行ってみようかと思うんだけどどう?って」
言うのか、そこでそれを遠距離中の4年付き合った彼氏に言うのか…
しかもしるふのことだ
電話口でふと思い出したように告げたに違いない
「そしたらさ、海斗も別に今しか行けないんだから行って来れば?って言うから行ってみようかなーと」
ガクッ
莉彩と園田の首が勢いよく折れ曲がる
莉彩が頭を抱え、「そうね。そういう二人だったわ…」と消えそうな声でつぶやいている
「ねえ、しるふ」
「何?」
「お持ち帰りって知ってる?意味わかる?」
「莉彩さ、ばかにしてるでしょ。私そこまで世間知らずじゃないよ」
これでも三十路一歩手間だ、だてに二十云年生きていはいない
そこでさ新しい恋でも見つけたらそれもありじゃない?
「「ありじゃない」」
にこにこと笑うしるふに二人で首を横に激しく振る
「第一黒崎先生がそんなこと許すはずないじゃないですか!!」
守り隊なるものを結成している園田が必死の形相でしるふに詰め寄る
「ああ、それね。海斗に言ってみたの、合コンに行ってみようかと思うんだけどどう?って」
言うのか、そこでそれを遠距離中の4年付き合った彼氏に言うのか…
しかもしるふのことだ
電話口でふと思い出したように告げたに違いない
「そしたらさ、海斗も別に今しか行けないんだから行って来れば?って言うから行ってみようかなーと」
ガクッ
莉彩と園田の首が勢いよく折れ曲がる
莉彩が頭を抱え、「そうね。そういう二人だったわ…」と消えそうな声でつぶやいている
「ねえ、しるふ」
「何?」
「お持ち帰りって知ってる?意味わかる?」
「莉彩さ、ばかにしてるでしょ。私そこまで世間知らずじゃないよ」
これでも三十路一歩手間だ、だてに二十云年生きていはいない