あの時も、これからも
「じゃあ黒崎先生の彼女さんっていらっしゃいますか?」
園田の嫌悪をものともせずはきはきと少女はしゃべる
「はあ!?」
園田は突然来て立花先生にいちゃもんつける気!?そんなの黒崎先生、立花先生守り隊の私が許すとでも!?とでも言わんばかりだ
「ホントは黒崎先生なんてどうでもいいんですよねー。彼女さんに会えればそれで」
どの人かなー、と首を伸ばして医局員の顔を順々に見ていく
その正面で園田はふるふると耐えがたい怒りを覚える
「何!?いきなり来て!黒崎先生がいないからって簡単にあの二人の仲を裂けると思ったら大間違いなんだからね!!」
「えー、別にそんなことしませんよー。ただ彼女さんに会いたいだけですー」
信じられるかー
と園田の絶叫が響く
「園ちゃん、声大きいよ」
苦笑交じりの穏やかな声に諭されて園田は後ろを振り返る
「立花先生」
心配そうに見上げてくる園田に優しい笑みを返し、しるふは少女に向き直る
「初めまして、あなたは?」
「宮部智香って言います!!去年の秋に黒崎先生が研修に来た病院で看護師してます!!」
満面の笑みとともにそう告げる智香にしるふはああ、とつぶやく
園田の嫌悪をものともせずはきはきと少女はしゃべる
「はあ!?」
園田は突然来て立花先生にいちゃもんつける気!?そんなの黒崎先生、立花先生守り隊の私が許すとでも!?とでも言わんばかりだ
「ホントは黒崎先生なんてどうでもいいんですよねー。彼女さんに会えればそれで」
どの人かなー、と首を伸ばして医局員の顔を順々に見ていく
その正面で園田はふるふると耐えがたい怒りを覚える
「何!?いきなり来て!黒崎先生がいないからって簡単にあの二人の仲を裂けると思ったら大間違いなんだからね!!」
「えー、別にそんなことしませんよー。ただ彼女さんに会いたいだけですー」
信じられるかー
と園田の絶叫が響く
「園ちゃん、声大きいよ」
苦笑交じりの穏やかな声に諭されて園田は後ろを振り返る
「立花先生」
心配そうに見上げてくる園田に優しい笑みを返し、しるふは少女に向き直る
「初めまして、あなたは?」
「宮部智香って言います!!去年の秋に黒崎先生が研修に来た病院で看護師してます!!」
満面の笑みとともにそう告げる智香にしるふはああ、とつぶやく