もうすぐ夏なので怪談話でもおひとつ
 霊感が強いといえば、わたしだけでなく姉もかなりだと思われます。

 小学校の校長先生のオーラの色は金色だった、などという話をしてました。

 修学旅行だったか、学校で泊まりの行事の時に、憑りつかれたそうです。

 どこかの島の施設を利用した時のこと。

 姉は友人数人と共にトイレへ。

 そこで突然、ゲラゲラと笑いだしたのだそうです。

 びっくりした友人が捕まえて部屋へ戻ったそうですが、その友人曰く、「人間じゃないみたいに軽かった。」とか。

 その夜、姉は夜中にとつぜん、むくりと布団から起き出して、低い男の声で、「わたしはこの島の者ですが、」と言ったそうです。

 その後にまた眠ってしまった、とのことで、それだけで済んだそうです。

 いやぁ、意味が解からない。(笑


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