Girl's? collection 2
ガチャ
「失礼します…。」
「遅い。呼び出しには早く来い。」
相変わらずの様子で会長は座っていた。山積みのプリントも相変わらずだ。
「まぁいい。そこに座れ。」
近くのソファーを指差す。
「はぁ。」
よくわからないまま言われた通りにする。
「……。」
会長はそのまま無言。プリントの捲られる音がする。
「あの……なんでオレを呼んだんすか。」
「まぁ待て。すぐ終わる。」
そしてまた無言。
どういうことだ。なにがしたいんだこの人。というかぶっちゃけ帰りたいんだが。
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「ふぅ……。」
それから30分。やっと会長は顔を上げた。
「待たせたな。では帰ろう。」
「はぁ……。じゃあさよなら。」
「貴様はこんな時間に女子を1人で帰らせようというのか?」
ん?
ということは?
「送れってことっすか?」
「では行くぞ。」
すでに会長はドア付近にいてって……え?
嘘だろ。