Girl's? collection 2
……そして放課後。被服教室にて。
「疲れた……。」
「こーら、そんな大股開いて座るなー。」
思わず脱力していると、ハルカがオレの頭をどついた。
「無茶言うなよ…。B組のオレがあんな授業理解できるわけないだろ。」
それでも頭を上げずに言葉を返す。しかしハルカの方から聞こえたのはため息だった。
「そう言って今までまともに授業受けてなかっただけじゃない。全く…。」
「全く…根性のない男ですわね。」
「おいチョウ、聞こえてんぞ。」
「あら、失敬。」
チョウも寄ってきてハルカに寄り添った。こいつはハルカ以外には態度が厳しい。そしてそれ以前にオレに対して扱いが辛口すぎる気がしてならない。
「オレから言わせてもらうとなぜお前たちがSクラスなのかわからん。なんか秘訣とかあるのか?」
「なんてったって私だからよ。天才はどこまでも天才なの。」
「さすがハルカ様」
「チョウは金持ちだからなんとなくわかるな。英才教育とかか。」
「まぁ羽民川家として恥じない程度にはたしなめていますわ。」
「んで問題は――」
「ユズたん、見て!この美しい乳感!!」
「あぁうん。……って、あ゙。うっわ、やられた……」
なぜこの2人はSクラスなのだろう。謎すぎる……。
「何あの目線…きも」
「あっナオも見る?(にやり)」
「見ねぇよ!!」
「こら足開くな!」
ベシーン!!