エリートなあなたとの密約
「そ、そうっ!い、っしょ…っ」
それでも、この人の子供が欲しいと感じたのは修平が初めてだったから。最愛の彼も同じ気持ちだと確かめ合えると、女としてもやっぱり嬉しい。
「じゃあ、期待に応えないとね」
そう言って、繋がったままで体位を変えてしまう彼。今度は下から私の腰を支える形を取り、羞恥で熱くなる私の顔を妖しい表情で見上げている。
少しの動きが新たな甘い刺激を生み、まるで果てぬ波に呑まれてしまうよう。でも、この流れになら身を委ねて溺れてしまいたくなる。
「やっ、い、やぁあああ」
そんな私をもっと乱れさせるようにさらに勢いを増して下から貫く修平が、この時ばかりは憎らしく感じるもの。
水音とともに響く粘着質な音はさらに大きくなり、肌と肌がぶつかる音もまた室内を淫靡な空気で満たしていく。
お風呂も後回しにしてリビングで抱き合うなんて滅多にない。そんな状況もまた、快楽を引き寄せる材料になっていた。
どんな疲れも、日々の様々な悩みも、この瞬間は一切合財考えられない。いや、忘れ去っていたいほど、今はただ目の前の修平が欲しいの。