Fate
カラ〜ン♪
『いらっしゃいませー!!』
腹の底から出すこの声もだいぶ板について来た。
ナースよりこっちの方が向いてる?
ふと、そんな事を思ってしまう…
今日この頃。
『カウンターにしますか?それともテーブル席に…』
「あっ…」
「えっ…?」
「君っ…、昨日の…?」
うそっ…
あれっ?今日はスーツじゃないんだ…
ジーンズ…
「あっ、ほら、昨日の十円っ!」
いきなり私の手首を掴み手のひらに十円玉を載せてきた。
こんな店の入り口で…
ゲェ…
KYですか…?
なんだかわからないけど凄くイラッとくる。
「いーですからっ!!」
何でだろう…
自分でも嫌になるくらい感じ悪い私になっていた。
「お二人様ですか?奥のテーブルにご案内してもよろしいでしょうか?」
紺野さん…
「あっ、はい…」
紺野さんが二人を奥のテーブルに案内した。
「ちょっと、みずほー!今の何?知り合い?」
私の様子を見ていたユミが、そっと耳打ちした。
「…ぜんぜん知らない人。…」
「そっかぁ…。からまれたって我慢だよ。だって、ここは居酒屋だもん。ウチらはバイト。我慢して稼いでナンボだよ(笑)」
ごめん…ユミ。
自分でも良くわかんない。最近、どうでもいいことで…凄くイライラしたり…
自分でも止められなくて…
あの人は…
昨日の夜、コンビニでちょっと顔を合わせただけ…の
ぜんぜん知らない人、だよ……。
『いらっしゃいませー!!』
腹の底から出すこの声もだいぶ板について来た。
ナースよりこっちの方が向いてる?
ふと、そんな事を思ってしまう…
今日この頃。
『カウンターにしますか?それともテーブル席に…』
「あっ…」
「えっ…?」
「君っ…、昨日の…?」
うそっ…
あれっ?今日はスーツじゃないんだ…
ジーンズ…
「あっ、ほら、昨日の十円っ!」
いきなり私の手首を掴み手のひらに十円玉を載せてきた。
こんな店の入り口で…
ゲェ…
KYですか…?
なんだかわからないけど凄くイラッとくる。
「いーですからっ!!」
何でだろう…
自分でも嫌になるくらい感じ悪い私になっていた。
「お二人様ですか?奥のテーブルにご案内してもよろしいでしょうか?」
紺野さん…
「あっ、はい…」
紺野さんが二人を奥のテーブルに案内した。
「ちょっと、みずほー!今の何?知り合い?」
私の様子を見ていたユミが、そっと耳打ちした。
「…ぜんぜん知らない人。…」
「そっかぁ…。からまれたって我慢だよ。だって、ここは居酒屋だもん。ウチらはバイト。我慢して稼いでナンボだよ(笑)」
ごめん…ユミ。
自分でも良くわかんない。最近、どうでもいいことで…凄くイライラしたり…
自分でも止められなくて…
あの人は…
昨日の夜、コンビニでちょっと顔を合わせただけ…の
ぜんぜん知らない人、だよ……。