〜Final Answer〜
キスをしたら…余計に悲しくなって…


必死に堪えていた涙が…零れ落ちた。



声を出さずに泣くことが…こんなに辛いなんて…


早くここから出よう…。



これ以上亮太を見ていると…私は亮太を独り占めしたくなる…。



こんなに独占欲が自分にあるなんて…思わなかった。




こんな私が傍にいたら…亮太にとって良いわけがない。








私はドアの前に立ち…もう一度振り返る…。


亮太の顔を目に焼き付けながら…心の中で亮太に囁く…。





…さよなら亮太…。



ありがとう…。




ずっと応援してるから…





私は後ろ髪を引かれる思いで…部屋を後にした…。











そう…




これが私の出した答え…。






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