〜Final Answer〜
もう…これで亮太とは会わない…。
最高の思い出をもらって…
私は本当に満足…。
亮太はこれから有名になっていく人…。
そんな亮太に…私は相応しくない。
私が亮太の傍をうろうろしたら…いつか亮太の夢を潰してしまうかもしれない。
それが怖かった…。
だからこれでいい…。
最後に亮太と愛し合えて…
亮太の愛を一瞬でも独り占めできたから…
私はそれだけで…
明日から生きてゆける…
何も言わずに部屋を出てしまったことに少し罪悪感があるけど…
このほうが良かったんだと、自分に言い聞かせ…納得させた。
そして…
私は、携帯の電源をOFFにした。
私ができる…精一杯の亮太への愛だ…。
それが間違った愛だとしても…
いつか亮太のためになる…そう思ったから…。