〜Final Answer〜
理夜に触れる度に…



やたらに目に付いたこの指輪…。


今だけはどうしてもはずして欲しくて…



理夜の指からはずしたんだ…。




理夜も気付いていたはずなのに…



なにも言わなかったんだ…。




その後…理夜に夢中になって…どこで落としたのか忘れていた…。




これ…届けるべきなのか……??



だよな…?




でもこれを口実に…

もう一度、理夜に会える…。


理夜に触れることができるかもしれない…。


急に俺の前から消えた理由も…きっとわかる…


そんな想いが溢れて…


俺は部屋を飛び出していた。






素早くチェックアウトを済ませ…



ホテルから出る…。



日射しが眩しいくらいに俺を照りつける…



眩しくて…一瞬クラッと目眩のような感覚に陥る…。



でも…これは寝起きのせいでもなく…


昨日の酒が残っているからにちがいない…。




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