〜Final Answer〜
俺の胸に…今まで感じたことのない痛みが走る…


俺の気持ちをドン底まで突き落とすような…機械的な声…。


焦り…戸惑い…

心臓があり得ないくらい…バクバクしていた…




“今お掛けになった電話は、現在使われておりません。番号をお確かめになってもう一度お掛け直し下さい…。”




そう、俺の耳に届いた…。



…何かの間違いだ…。



俺は言われた通り、もう一度掛け直してみた…。




でも…



結果は同じ…。




何度掛け直しても…


愛しい理夜の声が俺の耳に届くことはなかった…。






どういうことなんだ…?

理夜…




…絶望…



そんな言葉が…



俺の頭の中を支配する…。

頭を抱えた…。



あっ…

でも、もしかしたら…


携帯変えただけで…これから連絡あるかもしれない。


だったらもうすぐ家に帰ってくるんじゃないか…?!


そう良い方に考えることで…


自分の冷静さを保とうとしていた。




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