〜Final Answer〜
だって…
これは翼に対して、亮太が嫉妬したってことだから…。
亮太の愛を…感じていたかった…。
亮太の愛を独り占めしているという、優越感に浸りたかったんだ。
昨日だけは…私の亮太だって思いたかった…。
亮太…まだ勘違いしたままなんだ…。
コッソリこんな風に届けてくれるなんて…
翼と私の間に傷をつけてはいけないって思ったんだろうな…
好きな気持ちを抑えながら、私の相談に乗ってくれていた亮太らしい…。
亮太…
ごめんね…。
でも…これは、亮太のためなんだ…。
いつか…亮太も分かってくれるときが来るよ…。
亮太が有名になったその時に……。
その時、私を思い出してくれるだけで…
満足だよ…。
これが私から亮太に捧げる愛だよ…。
そして…
何も言わず、コッソリ指輪を届けてくれたことが…
亮太の私への愛なんだね…