〜Final Answer〜

だって…


これは翼に対して、亮太が嫉妬したってことだから…。



亮太の愛を…感じていたかった…。

亮太の愛を独り占めしているという、優越感に浸りたかったんだ。




昨日だけは…私の亮太だって思いたかった…。



亮太…まだ勘違いしたままなんだ…。




コッソリこんな風に届けてくれるなんて…




翼と私の間に傷をつけてはいけないって思ったんだろうな…



好きな気持ちを抑えながら、私の相談に乗ってくれていた亮太らしい…。



亮太…



ごめんね…。



でも…これは、亮太のためなんだ…。



いつか…亮太も分かってくれるときが来るよ…。



亮太が有名になったその時に……。



その時、私を思い出してくれるだけで…



満足だよ…。




これが私から亮太に捧げる愛だよ…。



そして…



何も言わず、コッソリ指輪を届けてくれたことが…


亮太の私への愛なんだね…



< 136 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop