〜Final Answer〜
私は指輪を左手の薬指にはめた。
そして…
部屋に駆け込み…声を出してわんわん泣いた…。
私を抱きしめてくれた亮太の温もりを思い出しながら…。
ひとしきり泣いた後…
私はバスルームに向かった。
涙も、亮太の温もりも、全部洗い流して…
新しい私をスタートさせるために…。
そうは思ってみても…
亮太は私の中で消えたりはしなかった…。
逆に…
会いたい気持ちが募って…苦しいだけだった…。
…亮太のこと…あまり良く知らないのに…こんなに愛しくなってしまうなんて…
亮太の魅力って…すごい…。
ファンが、熱狂的になるのも無理ないと思った…。