〜Final Answer〜
『…亮太…?今の…本当?』
『えっ?』
少し戸惑う亮太…。
そんな亮太に構わず、私は追求する。
『今、話してたこと…本当なの?』
『あー…やっぱり聞こえてた?』
亮太は、なんかバツの悪そうな顔をした。
『ごめん…。聞こえちゃったの…。』
なんだか申し訳なくて、俯く私に、亮太は優しく微笑み、
『別に謝ることじゃない。そんなことよりさ…やっと会えたんだから…顔見せろよ…。』
私の頬を両手で包み込んだ。
私は恥ずかしくて…きっと顔…真っ赤だ…。
顔を上げられなくて…目だけを上に上げる。
亮太はメイクしたままだったから…いつもより凛々しく…びっくりするほど綺麗だった。
つい、マジマジ見つめていると…
『…そんな上目遣いで見んなよ…。』
そう言って、軽く私のオデコにデコピンをした。
そんな亮太の顔も…真っ赤だった。