〜Final Answer〜
ふと、目を覚ます…。
隣には…愛しい無邪気な寝顔の亮太…。
そっか…ふたりしてあのまま寝ちゃったんだ…。
もう一度…亮太の寝顔を見ることができるなんて…
思いもしなかった。
亮太の髪をそっと撫でると、亮太を起こさないように起き上がろうとしたとき…
亮太と繋がれたままの手が離れない…。
しっかり握られた手は、起こさないようにほどこうとするけど離れない…。
どうしよう…
そう思った時…
『また…いなくなるなよ…』
亮太の悲しそうな声が私の耳に届く…。
亮太の顔を見ると、目を閉じたまま…。
私は、そんな亮太が愛しくて…
『もう…いなくならない…。亮太が私を必要としてくれてるから…私は、傍にいるから…。』
目を閉じたままの亮太にキスをした。
亮太はゆっくり目を開け…私を引き寄せ…ギュッと抱き締めてくれた…。