〜Final Answer〜


“ガチャッ”



玄関が開く…。



開いた瞬間、


『理夜!!』


亮太の声が部屋中に響き渡る…。





私はビクッとしながらも、慌てて玄関に向かう…。



『どうだった?』



亮太の顔をじっと見つめると…亮太はこれ以上ないってくらいの満面の笑みで、


『俺を誰だと思ってんの?』


なんて、自信満々…。



『…じゃあ…』


『バッチリ!!』



親指を立てた亮太に…



私は堪らず、飛び付いた…。









その映画は青春恋愛がテーマで、主役は二人の親友…


亮太の役は、その主役の一人だった…。






亮太がどんどん有名になっていく…



嬉しい反面…



不安がいっぱい…。



でも…こんなこと…



亮太には絶対言えない…。



でも…



< 213 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop