〜Final Answer〜

『…何で謝るの？別に理夜は悪いことしてないだろ？』


冷たく言い放つ亮太…。


『だって…亮太、なんかいつもと違うし…怒ってる？』


『怒ってないし…。』


『じゃあ…何でそんなに冷たいの？』


私の問いかけに…小さくため息をついた亮太は、静かに呟く…。



『…わかんない？』


亮太の少し悲しげな声に…何故かズキっと胸が痛む…。


『…うん…。』



『…じゃあ…いいよ…。』



亮太は諦めたように…冷たく言う…。



…亮太？何が言いたいの…？


私は亮太の真意が知りたかった…。


だって…


亮太が冷たくて…


嫌なことしか頭に浮かばなかったから…



『亮太…何でも話してよ…。私たち、そういう仲でしょ？』


私のこの言葉に…



亮太は笑った…。




でも…楽しくて笑ったんじゃない…。


冷たく…


乾いた笑いだった…。