〜Final Answer〜

それに今更ながら気付いた俺は…

ストーカーのように理夜を追いかけた。



でも、理夜は当然のように逃げていく…。


俺を避け続けた。




俺を見つけると…苦しい顔をして…泣きそうな顔で逃げていく理夜…。



俺はそんな理夜の顔を見るのが辛かった…。


俺がそうさせているのに…



でも…そんな顔をするのは…俺のことをまだ愛しているという証拠だよな…?




俺は理夜が俺と向き合ってくれるまで…待つから…



だから、俺の前から…消えないでくれ…









俺はカンナとあれ以来会っていない。



理夜にバレて…落胆する俺に、カンナは、


『ゲームオーバー!かな…?でも、店には来てね!』


そう言って…立ち去った。



カンナには、俺との関係はゲームでしかなかった。


もちろん…俺もそう…。



カンナに未練なんて…これっぽっちもない…。



こんなあっさり切れて…むしろ有難かった。




俺は…カンナのアドレスと番号を消した。






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