おれんじ
ええっ!!?
何で舌をっっ!!!??
「んっ…はあっんっ……」
唾液の音がこの静かな部屋で響く。
だんだんと意識が朦朧としてきた。
くっ苦しい……
ーーーもうだめっ………。
その瞬間唇がはなされた。
「はあっはあっ……はあ」
私は息を整える。
男の人はその様子を眺めながら
自分の唇をペロッとなめた。
「おいしい」
それだけ言ってまた眠りに入り始めた。
「えっえっええっっ!!?」
わ、わたしこの人とー………!!?
「いっいいいいやーーーーーーー!!!!!!」
ーーーこれが店長との初めての出会いだった。